不可能を可能にする夢への挑戦 (その1)

おはようございます、実験や挑戦を重ね、不可能を可能にした魔法のような住まいの話をさせてもらいます。

昨年、床面積60坪、大空間の吹き抜けL.D.K そして開放感がある特注巨大サッシとガラスのある住まいを計画させていただきました。

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このような住まいは一般的に考えると開放的だが欠点も多く冬は寒く暖房をしても足元が寒くて2階ばかり暑くなる、家の中での温度差がありすぎるので不快感がでる、ガラスの結露や木製まどからの隙間風、電気式暖房は乾燥しすぎる、部屋がすぐにあたたまらない光熱費用がかかりすぎる、足元を暖かくするために床暖房にすると、床材の温度が高くなり無垢材が使いにくくなる 床材が床暖専用のものに限られてしまい高額になる、床暖は長時間使いたい住まいは光熱費用が割高になってしまう、窓面が大きく空間も大きいので夏はあつく光熱費用がかかってしまうし建築費用がかなり割高になってしまいます。

しかしお客様の要望は吹き抜けも窓も大きなものがほしく奥様は極度な冷え性なので冬は足元から暖かく、旦那様はあつがりなので夏涼しい家、風通しがよく、冬の極度の乾燥をさけ、結露しない、光熱費用や設備機器や建築の維持コストがなるべくかからないもので、使い勝手がよく収納が多く風水もよく、健康にも良く、各部屋の大きさにも希望があり、そしてハイレベルのデザイン、窓は特注で大きな全開放できるものだが外部からのプライバシーも保たれていて使い勝手に支障がないもの、技術的にも難しのに建築内容も予算以上な内容を希望されました。

こんな難題の要望を出された場合普通だったらできないといいます、いろいろ妥協をしていただく話をするのですが、何とか実現できないものなのか考えいろんなことを調査勉強し始めました。

そしてこれらすべての要望と弱点を解消させるためにお客様の承諾を得ていろんなことを複合的に組み合わせた実験をリスクもあることを伝えたうえでおこなわさせていただきました。

(下記は行った行為の一例です)

1 風水にも自然熱環境にも地域の利便性もいい地を見つけるために土地探しから2年がかりで理想の土地を見つけ風水師と相談し間取りを欠点がないものとしました。

2 家全体をずべて遮熱材でくるみ夏の日射反射率を高めました。

3 窓はすべて遮熱や断熱効果が高いガラス、枠は木製または樹脂のものを使用し結露しにくいもので断熱効果が高いものを採用

4 希望の全開放できる巨大なサッシを開発しオリジナルサッシを作り 気密や断熱が高いものにしました。

5 断熱材は数社からサンプルを取り寄せ直接各社のメーカ担当者に来ていただき話を聞きもっとも調湿効果が高く高い断熱力があり、壁の中まで呼吸し自然素材で結露や極度な乾燥を防ぐ断熱材にし家全体の天井や壁の中も空気が循環しやすいように工夫を重ねました。

6 間取りは導線計画が使いやすいものであり収納も多く風通しにも配慮し敷地の北から南に風が抜けることをうまく活用し北と南に風が抜けやすいように工夫

7 季節の太陽の位置をうまく利用し冬暖かく夏涼しい南面に家を向け大きなサッシは南面にし南面窓上には特別に長いひさしをつけ正面には落葉樹を植え夏の日差しを最大限軽減できる形であり冬の暖かい日差しを取り込みやすいように工夫した形態に

8 夏は室内の上昇した暖かい空気を効率よく排出し外部下部から新鮮な空気が入りやすいように工夫、夏は機械排気を活用するが 通常時でも夏も冬も空気が床下から天井まで自然対流循環している構造に工夫しました。

9 室内の空気状態が気持ち良いものとなるように結露や極度の乾燥を避けるために 床・天井・壁 内装材は自然素材や呼吸効果の高いボードを採用

10 一定の温度を保てる地中の熱と深夜電力を利用した半永久素材の熱源パネルを活用し地中の自然の力と電気の力を活用し家全体が心から温まりやすく吹き抜け空間でも上下の温度差がなく床も無垢材だけど心地よい暖かさであるものを採用 地震にも強く維持管理コストもかからないもの、また施工には地中の熱をとりこぼさず取り込んだ熱は逃がさないように効率が良いように土木工事や基礎や構造躯体など建築全体を考え実行しました。

11 冬の大きな窓のコールドドラフト(温度差の不快感)を解消させるためフローリングを加工し地中熱を窓前で吹上かくはんさせるように工夫、夏は地中の冷気を空気を自然対流させることでうまく取り込み気温を下げる効果を実験採用

12 電気は省エネ効果が高いLEDを採用し温水器はエコキュートにし温水器は効率がさらに良くなる室内に入れるようにし室外機は屋根がかかっている外部におき省エネ率維を高めました。

13 これだけ吹き抜けや窓が大きいと地震に弱くなりやすいイメージもあるが 耐震性がようようにプランニングし計算調整し高い偏心バランスと耐力壁が基準法基準の2倍近くを確保した耐震性がよいものにしました。

そのほかにもいろいろ考え取組み完成させました そして約10か月間、住んでいただいた結果の話を聞き調査し成功しすべての要望に応えることが可能な建築ができあがりました。

開放的であり風通しがよくプライバシーも保たれデザインもお客様好みになり、冬は地中からくる輻射熱と高い断熱遮熱、空気の対流で今まで体感したことがないような心地の良い暖かさであり結露や極度な乾燥がなく吹き抜け空間も上下温度差が2~3度程度で不快感がなく家全体が24時間暖かくたいへん快適で、以前は夜の寝つきが悪く途中で起きたり何か食べないと寝れなかったりしていたが快眠で規則だだしい生活ができるようになれたと大空間であり窓が特別大きい住まいにも関わらず 冬の寒い時期のひと月の光熱費用がなんと2万1千円前後に今年の猛暑の真夏のひと月のの光熱費用はなんと1万1千円前後におさまりました。

以前住んでいた狭いアパートより3倍以上家が大きくなったのに光熱費用が以前より安くなり驚かれていました。

建築価格については今回は実験展示住宅だということで交渉しすべての業者様に協力していただき安く仕入れるよいものを全国各地から探し出し直接仕入れたり、自ら塗装や管理を協力し多くの協力と工夫からなんとかおさめることができ実現しました。

今まで不可能だった吹き抜けの弱点を克服しただけでなくその他のことや価格的にも協力を得て現実可能なものができることが実証することができました。

建築は様々なことを考え考慮しバランスよくまとめあげなければいけなくそれに加えデザインや耐震、予算の壁も大きくたいへん難しい職業です、しかし人間の情熱や知恵や工夫や現在の科学力技術力で不可能を可能にしてきて進化しています。

そこにお客様の笑顔や満足感や造る側の夢やりがいがすごくある職業だと思います。

今回はたくさん手間がかかったし苦労もしたけど最高の結果を出すことができ次につながることができたので大変うれしかったし今後も挑戦を続け毎年いいものが残せれば、お客様の満足度を高め、僕の会社の未来は明るくなると実感できました。

ここまで読んでいただいた方 ありがとうございました、これからも夢に向かって挑戦していきたいと思います。